補助金と助成金ノート

北陸の田舎で経理(13年)をしております。主に実体験を踏まえた補助金や助成金について綴ります。

【特定求職者雇用開発助成金(長期不安定雇用者雇用開発コース)】について。正規雇用労働者として雇入れ、就職促進を図ろう!

スポンサーリンク

みなさん、こんにちは。

 

今日も雇用関係の助成金を綴っていきます。

 

f:id:yutorink:20181216172737j:plain

 

 

<1.概要>

                

この助成金は、就職氷河期に就職の機会を逃したなどの理由により長い期間、不安定雇用を繰り返している方を正規雇用労働者として雇入れる事業主に対して支給される助成金です。長期不安定雇用者を正規雇用労働者として、就職を促進する目的があります。

 

<対象となる長期不安定労働者>

 

雇用日において下記①~④のすべてに該当する方を、ハローワークや民間の職業紹介事業所等の紹介により正規雇用労働者として、これから新たに雇用する事業主に助成されます。

 

雇入れの日が満年齢35歳以上60歳未満の方。

雇入れの前日から起算して過去10年に5回以上離職や転職を繰り返しているいる方。

正規雇用労働者として雇用される事を望んでいる方。

ハローワークや民間の職業紹介事業者などの紹介のの時点で失業状態にある方。

 

 

<対象事業者>

 

下記①~⑥のすべてに該当する事業主であることが条件です。

 

雇用保険の適用事業主であること。

対象となる、労働者の雇用管理に関する事項を管轄となる労働局長に報告すること。

対象となる労働者をハローワーク等の紹介によって、正規雇用労働者として雇用することと、雇用保険の一般被保険者として雇用することが確実と認められること。

基準期間に、倒産や解雇など特定受給資格者となる離職理由で離職した労働者が、対象労働者を雇入れ日における被保険者数の6%を超えていない事。

(この場合、特定受給資格者となる離職者が3人以下である場合は除きます。)

対象労働者の雇入れ日の前後6カ月に、事業主都合の従業員解雇がないこと。

対象労働者の出勤状態や賃金の支払い状況などをきちんと明らかにする必要書類や整備、保管を行っていること。

 

 

<2.支給額>

 

企業の規模

支給対象期間

支給額

支給総額

第1期

第2期

大企業主

1年

25万円

25万円

50万円

中小企業主

1年

30万円

30万円

60万円

 

 

<3.おわりに>

 

こちらは、雇入れる方が対象かどうか、雇用する前にハローワーク等に確認した方が確実だと思います。いずれにしても、対象となる労働者はハローワークや民間の紹介事業所からの紹介で、雇用する労働者に限ります。事前に確認することが大事だと思います。