東京都が独自で勧める『グリーンリース普及促進事業』をご存知でしょうか?
ビルの価値を高めるための設備改修やテナントの満足度を向上させたいビルのオーナーと、ビルの改修工事や管理などに携わる事業者が協同して環境負荷の軽減、執務環境の改善を自主的に取り決め、実践することを条件に設備改修費用の一部が助成されるものです。
『グリーンリース普及促進事業』をご紹介します。
●助成対象となる事業主
グリーンリース普及促進事業は、都内の中小テナントビルを所有していることを前提に、下記のいずれかに該当することが助成対象となります。
A.中小企業基本法に定める中小企業者で大企業が実質的な経営に参加していない者 |
B.中小企業者以外の資本金10億円未満の会社であり、資本金10億円以上の者が実質的な経営に参加していない者 |
C.上記A、Bと共同申請するESCO事業者やリース事業者 |
助成対象となる条件
・設備改修に関するグリーンリース契約を締結し、設備改修を実施すること |
・設備改修後のベンチマークがA2以上となることが見込めること |
・申請時までに、当該年度分の地球温暖化対策報告書を都に提出していること |
東京都地球温暖化防止活動推進センターが運営する『クール・ネット東京』のホームページでは、サポートができる「地球温暖化対策ビジネス事業者」を紹介しています。
入居者への説明や削減効果の算定などのサポートが必要な場合は、下記にお問い合わせください。
地球温暖化対策ビジネス事業者一覧 |
●助成金額
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グリーンリース契約のための調査費用 |
グリーンリース契約に基づく設備改修費 |
助成率 |
助成対象経費の1/2 |
助成対象経費の1/2 |
助成限度額 |
100万円 |
4,000万円(調査費含む) ※ただし、ビル共用部分の照明をLED化する場合は上限4,250万円 |
グリーンリース普及促進事業は予算が約21億円となっています。
公募期間は2019年3月31日までですが、予算に達し次第公募が終了となるので、検討中の方は早めに対応することをオススメします。
●おわりに
都内限定ではありますが、今後もこういった流れは増えていくかもしれません。環境に優しい設備は人にも優しいものです。都内のビルオーナーの方はこの機会に、グリーンリースに取り組み、所有するビルの価値を高めることを検討してみませんか?
■参考