今日は、「経営革新計画」承認までの申請書作成やポイントについて綴っていきます。
<1.専門家派遣制度の活用>
私は、ものづくり補助金の申請書作成については数回経験があったのですが、経営革新計画については全く経験がありませんでした。
概要や条件を調べても、難しい言葉が並んでいてわかりませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
経営革新の管轄しているところへ電話をしてみると、近くの商工会議所で教えてくれるとのこと。早速電話をして訪問しました!経営革新承認までの流れをわかりやすく教えてくれます。そして商工会議所でも「専門家派遣制度」が適用できるとのことで申し込みましたよ(^^)私のように初めての方や、調べてもわからない場合は制度を申し込みした方が早いです。しかも無料です。市町村または、都道府県によって異なるかもしれませんので、事前にお問い合わせください。以前、同じ制度を利用したことがある方で、同じ先生がいい!という方は話してみてください。場合によってはご希望通りにしてくれる場合があります。私は、商工会議所様に、経営革新計画の実績がある先生をつけていただきました。主に、申請書の手直しをしてくれましたよ。
<2.申請書の作成>
申請書についてですが、ぱっとみた感じでは、ものづくり補助金の申請書と似ています。ですが、全く同じことをコピーして書くと、趣旨が少し違ってしまいます。下記を参考にしてください。
★従来と新しい(商品または、技術や開発品)ことがわかるように。
例えば、いままで〇〇〇を生産(製作)してきたが今回は新しく〇〇〇を作る(開発)など。
★技術面の説明は少なめにして、販路が広がる可能性や販売見込みを数値にする
★既に着手している場合は、販売実績を書くと尚、よいかもしれません。
実績や見込みが根拠ともなります。
★見た人がわかりやすいように、ストーリー性をもって作成すること。
経営革新計画は、プレゼンがあるので書ききれないことはプレゼン当日、説明することもできます。
<3.必要書類の準備>
☑経営革新計画概要書
☑経営革新計画に係る承認申請書
☑該当する各別表
☑定款
☑履歴事項全部証明書
☑決算書(直近3期分)
☑会社パンフレット等
上記をフラットファイルにまとめて、提出します。
<4.二次審査、評価委員会(プレゼン)>
私は、書類一式は作成しましたが、プレゼンについては、技術や商品がわかる者が行った方がよいと判断し、私は出席しませんでした。プレゼン時間より質問の方が長かったようです。審査員の質問に戸惑わずにきちんと即答できる人が挑んだ方がよいと思います。
<5.結果発表>
地域によって違うかもしれませんが、プレゼン終了後、しばらく待機していればその日に結果がわかりますよ。上司から合否の連絡がくるまで、ドキドキしていました(;’∀’)が、無事に承認いただきました!その電話がとてつもなく、もどかしかった”(-“”-)”
上司:「あのね~今回、すっごい頑張って頑張って頑張ったよ~。いっぱい質問受けてですね………( ノД`)」
私:「はい!お疲れ様です!前置きは後で聞くから結果教えて!」
上司:「あ!無事に承認いただきました!」
私:「ありがとうございます。では、気を付けて帰社してください」
こうやって、いまブログを書きながら思い出すと、私の対応かなり冷たかった…(´;ω;`)
<6.承認後について>
承認後、数週間したら日本政策金融公庫から支援制度のご案内が届きました。なぜ届いたのかその時はわかりませんでしたが、経営革新計画承認後、県から政府系金融機関等に承認されたことの通知がいくようです。
<7.おわりに>
経営革新計画の申請書は他の補助金と比較して、記載するヵ所が少なく感じました。承認にあたって、一人だけが頑張るのではなく、会社が一丸となって申請書の作成やプレゼンに挑むことできたので、達成感をシェアできました!(^^)