補助金と助成金ノート

北陸の田舎で経理(13年)をしております。主に実体験を踏まえた補助金や助成金について綴ります。

ものづくり補助金の公募が開始されました!【平成30年度(2019年)補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金】公募開始

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みなさんこんにちは。「平成30年度(2019年)補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」いわゆる、ものづくり補助金の公募受付が2月18日から開始されました。その概要をご説明していきます。

 

 

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<1.公募期間>

 

 

 

今回の公募期間は下記の通りとなっております。「一般型」と「小規模型」は2回に分けて締切があります。問い合わせたところ、早く事業に着手したい企業の方は2月23日に提出するそうです。そこまで急いでいない企業の方は、5月8日締め切りもあるので、焦らなくてもよいと思います。

 

 

・一般型

・小規模型

☑第一次締切:2019年2月23日(土)

☑第二次締切:2019年5月8日(水)

・企業間データ活用型

・地域経済牽引型

☑公募期間:未定

 

 

 

 

 

<2.昨年との相違点>

 

 

 

 

前回は、「小規模型」「企業間データ活用型」「一般型」の3つに分類されていました。しかし、今年は「一般型」「小規模型」「企業間データ活用型」「地域経済牽引型」の4つに分かれており、予算が別となっているそうです。一般型と小規模型の予算は、800億円、企業間データ活用型と地域経済牽引型は50億円でした。その中で今回の公募は「一般型」と「小規模型」となります。「企業間データ活用型」「地域経済牽引型」は、公募開始未定となっています。

 

予算案

補助金の型

800億円

一般型

小規模型

50億円

企業間データ活用型

地域経済牽引型

 

 

 

<3.ものづくり補助金とは?>

 

 

 

中小企業や小規模事業者等行う新製品・新商品開発のために必要な製造機械の購入費用や専門家経費などを支援し、中小企業の生産性向上を図ることを目的としています。申請するにあたり、認定支援機関との連携が必要となります。認定支援機関とは、メインバンク(銀行)や、最寄りの商工会議所などのことを示しています。

 

 

 

 

<4.補助率>

 

 

 

補助率と補助上限額は下記の通りです。

 

上限額

補助率

一般型

1000万円

1/2

小規模型

500万円

・小規模事業者:2/3

・その他の事業者:1/2

 

注1)上限額について、専門家を活用する場合、上限額が30万円アップされます。

 

注2)「先端設備等導入計画」の認定を受けている方、または「経営革新計画」の承認を取得して、一定の要件を満たす場合は、補助率2/3となります。

 

 

 

 

<5.補助率アップと加点について>

 

 

 

☑先端設備等導入計画

 

「先端設備等導入計画」とは、中小企業や小規模事業者などが、設備投資を通じて労働生産性向上を図る為の計画です。認定を受けた場合は、金融支援や税制措置(固定資産税等)の支援措置を活用することができます。この計画は、市町村へ提出します。ものづくり補助金へのメリットは、補助率アップと加点に繋がります。

参考↓(過去記事)

 

www.yutorink01.com

 

 

 

☑経営革新計画

 

「経営革新計画承認」とは、中小企業の新たな事業活動の促進や国民経済の健全な発展に資することを目的としています。この計画は、県へ提出します。ものづくり補助金へのメリットは、補助率アップと加点に繋がります。

参考↓(過去記事)

 

www.yutorink01.com

 

 

 

☑経営力向上計画

 

「経営力向上計画」とは、人材育成や生産性向上のための設備投資など、自社の経営力を向上するために行う計画です。この計画は、国へ提出します。ものづくり補助金へのメリットは加点に繋がります。

参考↓(過去記事)

 

 

www.yutorink01.com

 

 

 

<6.補助対象経費について>

 

 

 

☑機械装置費

☑クラウド利用費

☑技術導入費(1/3)

☑専門家経費

☑運搬費

 

 

※下記は小規模型で「試作開発等」の事業類型のみに追加されます。

 

☑外注加工費(1/2)

☑委託費(外注加工費とあわせて1/2)

☑原材料費

☑知的財産権等関連経費(1/3)

 

 

 

 

<7.申請書のポイント>

 

 

これは、私が実際に申請書を作成して感じたことなので、あくまでも参考までにしてください。

 

①いままでなにを行ってきたのか?

②その中の課題は?

③どのように課題を解決したいのか?

④読む方がわかりやすく、ストーリー性をもって

 

無料の専門家派遣事業という制度もあるのでそちらを利用して、先生に教えてもらうのもよいかもしれませんし、そちらの方が確実です。

 

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<8.おわりに>

 

 

平成30年度(2019年)補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金、通称「ものづくり補助金」は、補助率や限度額も大きいので、様々な業種の企業様が申請している補助金のひとつでもあります。この補助金は2019年12月までに事業を終了しなければなりません。これから経営革新計画の認定を受ける方、先端設備等導入計画の申請をされる方、時間がない中で大変かと思います。しかし、採択された喜びは大きいです!以前、この補助金の申請書を担当した時は、書き方がわからなくて辛かったです…( ;∀;)このブログが、少しでもなにかのお役に立てばと思います。私もリサーチしながら、そして経験を踏まえながら綴りましたが、申請書のポイントは個人的な主観も含んでおりますので、きちんとHPを確認するか専門の方に聞いてくださいね。今日も読んでいただき、ありがとうございました。

参考↓(過去記事)

 

 

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