補助金と助成金ノート

北陸の田舎で経理(13年)をしております。主に実体験を踏まえた補助金や助成金について綴ります。

【補助金と助成金なにが違うの?】違いを徹底解説!

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みなさんこんにちは。

まずはじめに、「補助金」と「助成金」の違いについて綴ります。

似ているイメージを抱きやすい「補助金」と「助成金」ですが、両者はまったく異なるものです。

 どちらも国や地方公共団体から受取ることのできる返済不要の資金(お金)ですが、異なる点があります。

 

助成金とは?

 助成金は受給要件さえ満たしていれば誰でも受け取れるものです。受給要件さえ満たしてしれば申請を行ったものは基本的に支給されます。非正規雇用の従業員のキャリアアップに使用できる「キャリアアップ雇用奨励金」や、景気悪化時に従業員を休ませて雇用調整するための「雇用調整助成金」などが挙げられますが、厚生労働省が管理するものが多い傾向にあります。

 

 補助金とは?

 補助金は申請を出しても受け取れないことがあります。補助金が申請しても受け取れない理由は、審査があるためです。

例えば、「ものづくり補助金」や「創業補助金」といったものがありますが、これらは所定の書類を提出して審査を受け、事業の先行きや社会貢献にポジティブな評価を受けたときのみ交付されます。

 

 申請する前の注意点

 事業運営のための貴重な資金となる助成金ですが、ネックとなるのはどちらも支払の後で申請し、受給するという点です。より噛み砕けば、自己資金で設備を購入するなどした後に、補助金が支給されて設備導入費用の一部が払い戻しされるわけです。

 申請から受給までは1~2か月かかることも少なくないので、自己資金の準備ができない人にとってはなかなか使いづらいかもしれません。

 仮に自己資金の準備ができない企業は銀行融資を短期で受けるなど対策はあります。

 

 ~おわりに~

 これまでに紹介してきた「補助金」・「助成金」は、自分が受給できるものであるかどうかを自ら探さなくてはなりません。

 「雇用調整助成金」は不況下で広く案内されていましたが、そのようなケースは例外といえます。不親切に思えてしまいますが、知っている者だけが得できるようになっているのは事実なのですから、仕方がありません。事業主さんはそれらを見逃さないようにしていく必要があります。申請書類の記入については、灌漑の窓口に問い合わせれば丁寧に説明してくれることがほとんどです。

 補足ですが、「補助金」の申請書類の記入方法がわからない!という方のために別記事にて対策を書きます。

 事業運営者にとって、計画を実行するための資金調達の一環として、補助金や助成金を頭に入れておくことは、着手できる事業の幅が広がることを意味しますのでとても大切であるといえるでしょう。

 補助金や助成金を資産に取り入れることで、金融機関から調達しなければならない資金も小さくさりますので、融資が受けられやすくなるほか、将来的な返済不能リスクも低減させられることにつながっていきます。