現在、様々な地域で家賃に対する助成制度が設けられています。今回は、その中で東京都豊島区の家賃助成制度について綴って参ります。
<1.概要>
豊島区内の民間賃貸住宅に転居または転入した場合に、要件を満たす子育てファミリー世帯に対し、家賃と基準家賃との差額の一部を一定の期間助成する制度です。
<2.助成額等>
転居後の家賃と基準家賃との差額の一部となります。
☑基準家賃=(申込者および同居者の前年の総所得金額の合計―人的控除(15歳以下の自動・2人目から1人につき38万円)÷12ヶ月×20%
※15歳以下の児童が1人の場合、公序はありません。
①助成期間 |
児童が15歳に達した日の属する年度まで。 |
②助成金額の上限 |
月額25,000円 ※家賃と基準家賃の差額が25,000円に満たない場合は、その差額。(100円未満は切り捨てです。) |
4年目からは助成金額の1/2となります。 |
<3.条件等>
☑住所の異動時に下記の(1)~(10)を満たす方。
(1)住所の異動後1年以内 |
(2)世帯の前年所得合計が、月額268,000円以下 |
(3)区内の民間賃貸住宅へ転居し、月額家賃が150,000円以下(共益費は除く) |
(4)家賃を滞納していない |
(5)住民税を滞納していない |
(6)ほかの制度により公的住宅扶助を受けていない(生活保護) |
(7)申込者が賃貸契約上の借主となっていること |
(8)日本国籍または日本に永住する資格を有している方 |
(9)住み替え後の民間賃貸住宅の住戸専用面積が居住水準を満たし、かつ台所・便所・浴室を備えた住宅であること |
(10)従業員寮や間借り、2親等内の親族が所有する住宅でなこと |
<4.居住水準について>
世帯の人数 |
2人未満 |
2~4人 |
4人を超える場合 |
最低居住水準 |
30平方メートル |
10平方メートル×人数+10平方メートル |
(10平方メートル×人数+10平方メートル)×0.95 |
・世帯人数は、3歳未満0.25人、3~6歳未満0.5人、6~10再未満0.75人として算定となります。
<5.おわりに>
こちらの助成金は、受付先着順で予算の範囲を超えた日に申請受付を終了するそうです。該当する方がいらっしゃいましたら、参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。